お茶会参加5回目の建築士の方がお抹茶を点てられるようになった話。

立川でお茶の会をしてきました。

お足元のよくない中、13人のお客様。

みなさんがほぼ初対面。

自己紹介をして、ちょっとお茶のお作法をお伝えさせていただいて。


「お茶を飲むときには、隣の、まだお茶が来ていない方に、お先に、とあいさつをしてみてください」


「お茶碗にはお顔があります。お茶碗も緊張してしまうので、お茶碗の顔をずらしてあげてください。流派によって右回りか左回りか、何回ずらすかが変わります」


「三回で飲みほして、ズズッと残った泡をすする。三口半が美しい飲み方と言われていますが、お茶が熱かったり、量が多かったら、気にしないでお好きに飲んでください」


など。


初めて抹茶を飲むのに、緊張していたら、味もわからなくなってしまいます。

作法よりもお茶の楽しみ方から入ってもらえれば、自然と身についてくるのではないかなと思っています。

いつも、どなたかに、お抹茶を点てる体験をして頂いているのですが、

今回が5回目のベテランの参加者さんが「先生のために点てさせていただきたいです」と言ってくださり、順序もバッチリ。

たいへんけっこうなお点前です!練習されたのですか?

と聞くと

「先生が点てている動きを観察していました」と照れながら告白してくれました。

先生と呼ばれるのは自分が照れてしまいます。

なぜなら、彼は自分の父ほどの年齢の建築士の方だから。

「お茶会に参加させて頂いているおかげで、お客様と焼き物の話や、茶室の話、掛け軸の話ができるようになって、仕事にも生かされています」

日本橋を歩いていたら、デパートの前に茶道具が飾ってあるのを見て、先生を思い出して、眺めて帰って来ました」

と言ってくださります。

楽しい体験もなによりですが、日ごろの行動や見方が変わった、と言われるのが一番嬉しいです。

お抹茶を飲んだ4歳の男の子の反応。

神崎です。

鳥羽で毎月お茶を点てています。
老若男女問わず、1日多くて30名。

茶道を嗜んでいる人も、
お抹茶は初めてという人も、
いろんな方がいるけれど、
小さいお子様も意外と抹茶を好きな子が多いのです。

よんくつの男の子

ツイートで書きました。


鳥羽の海が一望できるロケーションで、いい眺めの茶席。
用意した茶碗。

景色と、茶碗をほめる心の余裕は家庭のありかたなのでしょうか。
それとも、人としてのうつわの大きさ。

「苦くないですか?」
と聞くと、
「おいしいです」
と。

ありがとう。

お兄さんは、にじゅうよんくつになりました。これからも頑張ります。
また、大きくなっても、お抹茶を飲みにきてね。

ブログ再開しました。

こんにちは。
お久しぶりです。

以前にもブログを書いていましたが、諸々の事情で中断していました。

今は、個人でお茶の仕事をしています。

静岡での茶畑仕事
銀座での茶房スタッフ
鳥羽でのお抹茶のおもてなし
関東近辺でのお茶会
その他様々…

個人事業として、バイトとして、期間の仕事として。

目指す目標のために、考える時間を作りながら、身につけたい知識と、必要な経験と、試行錯誤で自分で一歩一歩進んでいく毎日です。

ちょっとずつ外向きに文章を書いたり、活動の報告をできたらいいな、と思っています。

また、よろしくお願いします!
おやすみなさい。